あるのにない、ないのにある、事についてつい考えてしまう。
もう会えなくなってしまった人でも、自分の心の中にはいるでしょう。
大切な部分に絶対的に存在するでしょう。その反対もあるでしょう。
思い出がスローモーションになるような
現在と過去の区別がつかなくなるような
もうこの世にいなくても、そんなに変わらない気がする。
それくらい色濃く存在している。
使ってこその身体だし、使ってこその命だし、
その瞬間まで周囲の気持ちを考えて我慢させるなんて、
それでも「生きろ」という権利が誰にあるというのだろう。
でも、生きていれば、また一緒に笑える日がくるかもしれないんだよね。
「からっ風」 SHADY DOLLS