ブルーベリー・パイは手つかずで残ってしまう
理由なんて何も
パイのせいじゃなく 注文がない 選ばれないだけ
「選ばれない」って十分理由になってる気がするけどな。
恋人に裏切られて傷心旅行に出る主人公、エリザベス。
期間が長すぎるうえ、就業しているので旅行ではないかな。
職を転々としながら描かれる人間模様。
他人は鏡のような存在ね
自分を知るための手かがり
他人の姿に自分を映すのよ
ここらへんで、ちょっとわかってきます。
この旅行 (?) 傷心旅行ではないんですね。
どうやら自分探しの旅だったようなのです。
カフェオーナーのジェレミーがショーケースを
ガラスクリーナー吹きかけて掃除しているのがいいです。
ガラス部分を綺麗にしてると売上げ違ってきますから。
この映画好きです。
監督:ウォン・カーウァイ 香港 / 中国 / フランス 2007