いまどきは、男女平等というか、男女の区別はしない事になっている。
学校の名簿は男女混合の五十音順だし、小学生の頃から
男女の別なく、さん付けで呼ばれるし、そのように指導を受けますが、
大人のそんな配慮にも拘わらず、子どもなんて勝手に育つ訳です。
クラスの雰囲気によって違うみたいですが、小4あたりから男女対立の
時期があり、その後、異性を意識しはじめるような段階をふむみたい。
あまり男女対立のない学年だったのもあり、性別についてあまり意識せずに
生活していたら、中学生になって急激に「男子」を主張しはじめた息子氏。
特に洗濯柔軟剤について「女子っぽい匂い」がするとクレームをつけてくる。
柔軟剤なんてもともと香水寄りのものなのだから、フローラルかフルーティかの
違いくらいで、どうしても女子っぽいものになるのです。
柔軟剤とか消臭ビーズとかを入れない訳にはいかない位、体臭について
うるさいご時世です。暑ければ汗をかくし、汗をかいたらそれなりに
匂うのは致し方なし、だと思うのですが、許してもらえないっぽい。
最近は柔軟剤による香害が取り沙汰されているようですが、どうすればいいんだよ。
柔軟剤を買う場合は子どものチェックを受けて、お伺いを立てる事にしています。
母は、女子っぽい匂いと、男子でもOKの違いがイマヒトツわからないので。
それ以外にも、子どもに関するものを購入する場合は「男子っぽい」かどうかが
判断基準になります。面倒なので、とりあえずスポーツブランドを選ぶ母。
宿泊学習をひかえ、持って行く物を買い足しているのですが、
男らしいハンドタオル、男らしいミニ財布、男らしい洗面用具、男らしい …
馬鹿馬鹿しくて笑ってしまう。
女子だったら全部ピンクで揃えてパー子にしてやるところだ。
宿泊を伴うのでバスタオルが必要なのですが、男らしいバスタオルといえば !
矢沢永吉のビーチタオルの通販サイトを眺める母。ヒマさえあれば見ている。
これ以上にぴったりな品はないな、と思いつつ、失くしてくるかもしれない
学校用の品にこのお値段、しかもこのタオルは、お風呂上がりに身体についた
水滴を拭く用途に使用してはいけない気がする。多分使用法は別にある。
今のところ理性が勝っているが、今後どうなるか自信がない。