昨夜から

昨夜は疲れていたので早く寝ようとしていた。

録画番組を見るのをやめて、テレビを消そうとしたら

ニュース速報だ。津波の心配はないってやつだ。

ドキドキ。

あの日を思い出す。ドキドキ。

画面を見ていられなくて、隣の部屋から音だけ聞く。

子どもは「僕は見るよ」と言っていた。

テレビの画面に向けて必死に念力を送っている。

あいかわらずバカだ。

 

あの地震の後、

津波に流されていく画像を2人で見つめていた。

白い煙のあがる原発建屋の画面を、2人で見つめ続けていた。

みんな頑張ってるんだから助かるよ。

1人でも多く助かるようにね。お祈りしようね。

 

あの日、幼稚園のお迎えに行こうとしたとたんの大揺れ。

外はまだ明るかった。それでも、あんなに不安だった。

こんな遅い時間に、余震が続く中、どんなに不安だろう。

 

あの時みたいに大丈夫だよって言えたらいいのに。

自分のことなら言える。呪文みたいに。大丈夫、大丈夫。

大丈夫じゃなくても、大丈夫、大丈夫。

 

お願い。頑張って。

 

今日は風が強いのに、布団を干して、家中の雑巾がけ。

天井もモップを使って掃除した。

暖かくなってきたから毛布はいらない。

洗濯しちゃえ。浴槽で踏み洗い。

お風呂場はすぐヌメリが出るよね。

いろんな場所をブラシでこする。

フローリングにはワックスもかけよう。

蜜蝋ワックスっていう環境にやさしいヤツ買ったし。

キッチンシンクのくもりも気になる。

クエン酸の出番だよ。ピカピカ。

半べそで家中の大掃除。私も頑張ったよ。

 

少し落ち着いたら、私にも出来ることを考えよう。