「淵に立つ」

結局すべてがはっきりしないまま終わるので少しモヤッとします。

でも現実ってそういうものですよね。

はっきりしない話とか、知っているようで知らないことばかり。

すっきり解決する事ってほとんどないのでは。

でも、まぁ、なるべく約束は守ったほうがいいと思うし、

「復讐」とか「報復」みたいなものは本人に直接やってほしい、頼む。

「反省」も自分だけでしてほしい、頼む。

罪悪感は自分の中にだけ存在するものだと思うので、

他人に強制できるものでもないし。人は無力。

 

一番怖かったシーンは、自分に全く関係のない個人の手紙を

読ませてくれと無邪気に言うところです。

良識を欠く人と悪意のない人は怖い。

 

監督:深田晃司 日本 / フランス 2016