「カリエール展」

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「母性の画家」と呼ばれているウジェーヌ・カリエールです。

全体的にカオナシが多いのはなぜだ。カオナシかうっすら。

「セピア色の背景に対象がぼんやり浮かびあがるのがカリエールスタイル」

って書いてありました。そうか、ぼんやり、なのか。

 

どの絵もセピア色。同じような色だけを重ねて成立させるのは凄い気がする。

ぼんやりの中に光も見える。暗いトーンなのに少し幸せそう。

初期からフランス国家に買い取りされていたり、子どもが早逝してはいるが、

画家平均でいうと幸せな人生を歩んだ人のようだ。破天荒な逸話もない。

 

「若い女性の頭部」というのは珍しく顔立ちがはっきりしている。

頭部といっても、普通のバストアップショットの肖像なので

「若い女性の肖像」でよくないだろうか ?

周囲がカリエール夫人の肖像ばかりなので、恐妻家疑惑をでっち上げてみる。

 

収蔵品コーナーも充実。ゴッホの「ひまわり」があります。バブルの象徴。

f:id:hanabon1999:20161018123107j:plain 東京都美術館で「ゴッホゴーギャン展」やってるから。

「ひまわり」は貸さないんですかね。いいんですよ、貸さなくても。

 

2016年9月10日~11月20日 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

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