宝くじ

春は出会いの季節。

何かと学校に出向く機会があり、スーパーマーケットの妖精ではないチームの

ママ友とも久しぶりに会う。久しぶりなので積もる話がいろいろと。

 

会話中やたらと「ツイてるじゃない。宝くじ買ったら ?」と言われる。

ツイてない話でも「厄払いに宝くじ買ったら ?」と宝くじ購入を勧められる。

何なの … 度重なる宝くじ推しに戸惑いつつ、笑いながら尋ねてみたら 

 

「私、今年7億円当たる予定なのよ。当てようと思ってるの !」

 

元気よく宣言される。そうですか。それはそれは …

「西の方角に買いに行くといいらしいのよ」

「行いをよくすると当たるらしいのよ」

次から次へと宝くじに当たるコツ (?) を伝授されました。

 

「パパ (ご主人) にも言ってるの。

 宝くじが当たらなくなっちゃうから、行いをよくしてちょうだいって !」

今まで宝くじが当たらなかったのはパパのせいといわんばかりである。

 

そういえば、私の父親も宝くじを買うのが好きな人だった。

「3億円当たっちゃったらどうしようかな~。まいったな~」

当たってもいないうちから、大金の使い道に困っていた。

恒例行事 (?) なので聞き流していましたが、初めてその場に居合わせた

うちの夫は、つられて「3億円もあっても困りますよね」と同意して、

「あんなに楽しめるなら宝くじを買う価値がある」と感心 (?) していた。

 

晩年は「そろそろ当たらないと、生きているうちに使い切れない …」

と悩んでいるようでした。結局当たらないまま今回の人生を終えましたが、

そろそろ生まれ直して、行いよく宝くじの当たる人生を歩んでいるかもしれない。

陰ながら応援しております。