捕らぬ狸の皮算用

「口分田が6年毎に貰えるみたいなんだけど、

 これって6年毎に増えていくのかな ?」

 

班田収授法の話です。歴史の授業でやったみたい。

読解力が低いのか、常識がないのか。どちらもか。

6年毎にどんどん配ったら土地がなくなるだろう。

日本はそんなに広くないだろう。

 

「良かった~。そんなに貰ったら年貢が増えちゃうもんね」

 

数十年単位で忘れ去っていた班田収授法。

6才以上の男女に田が与えられるシステム。

男に二反、女は男の三分の二。女には少なめ。それはまぁいい。

5才以下には与えられない。何 !?

6才だったら貰えるのに、5才だったら6年後まで貰えないの ?

11才まで口分田なし ? それは困る~。

口分田配布年にあわせて生まないと ! 数え年で6才 ?

子どもは

 

「口分田なんていらない。働かされて年貢取られていい事ないもん」

 

とか言ってるし。ダメ。いるでしょ、口分田は。遠慮しないで。

貰わないと損だと思う母、貰うと面倒な事になると言う子ども。

しばらく、口分田を貰うか貰わないか話し合いをするが、

そもそも貰えるあてのない事に気がつく。

 

夫よ、止めておくれ。

 

うちの夫は家長としての自覚が足りないんじゃないかと思います。

もっとしっかりして欲しいものです。