現実でも残忍な事件ほど、犯行理由がよくわからない場合が多い気がします。
最初に起こった殺人事件の動機も理由もわからないまま。
「怒り」とは、裏切られた事に対する怒りと、信じられなかった事に対する怒り
なんだと思うんですが、疑い始めたらきりがなくて不信感が募るのは
よくあることだし、反対に、何でそんな話を信じるのか ? というような場合も
ありますね。詐欺とか心の隙間商売とか … 皆さん気を引き締めていきましょう。
人を信じるのは簡単な事ではない。
槙洋平 (渡辺謙) も娘の愛子 (宮崎あおい) を大切に思い、幸せを願っている
ようですが、実際に幸せになれるとは思っていない (信じていない) 訳ですし。
ところどころ、市橋達也をモデルにしているようなんですが、
壁に書いてあるような文章は書かないと思うな。彼は絵もわりと上手いし。
監督:李相日 日本 2016