混雑しています。平日午前中でも30分～1時間待ちの行列。
場内も混雑しているので「歩きながら見てください」と言われ
ゆっくり見られません。画集で見れば十分じゃない ?
と、やや心がヤサグレた瞬間
「こういう絵、夏目漱石も見たとか凄くない ?」という会話が聞こえてきて
心を改める。貴重な作品の数々を、日本に居ながらにして見られるのです。
感謝の気持ちを携えて拝見いたしましょう。
あいかわらず、神話の神々は自分勝手で激しいので、無茶ばかりしています。
スティクス川 (エスキス)
日本でいう三途の川ですね。この川も船賃がいるみたいです。
払えないと川のほとりを永遠に彷徨うんですってよ !
オルフェウスとエウリュディケ
ロトの妻といい何で振り返るのか… 詰めが甘いんだよな。
ソロモンの判決
偽物の母親が微笑みながら待っているんですが、子どもを半分もらって
どうするつもりなんですかね ? 縦割りなのか、横割りなのか …
スザンナと長老たち
預言者ダニエル大活躍。預言者もたまには役に立つんですね。
いつも適当な事を言って、人々を混乱に陥れるインチキ占い師と
同一視しておりました。
聖アントニウスの誘惑
お見かけする際、八割方誘惑されている聖アントニウス氏。
ワタクシ思いますに、その誘惑って幻覚なのではないでしょうか …
貴殿、聖職には向いておられないのでは ?
老人と死
死神を気軽に召喚しないように。
その昔、やたらとUFOを呼ぼうとしていた矢追純一さんを思い出しました。
オディロン・ルドンの作品が数点あって、良かったです。好き。
妖精画が好きなので、チャールズ・シムズも良かった。牧神が可愛いです。
2017年10月7日～12月17日 上野の森美術館
