入場したとたん「フランダースの戦士 (絶望の戦士)」があり心が折れる。
昆虫が … ヤサグレた気持ちでレッツゴー。
「聖アントニウスの誘惑」が何作もあるので、
いい加減誘惑にのってしまえばいいのに … という気持ちに。
特に、フランドルの逸名の画家作のものは、わりと楽しそうな地獄なので
墜ちてみたらいいのに、と思いました。
「幼子イエスを運ぶ聖クリストフォロス」の方は、
明らかに幼子ではない生き物が運ばれていました。
無事誘惑に耐えきった聖アントニウス。
聖パウロと2人、カラスにパンを運んでもらったみたいなんですが、
それでいいのか ? 人として … 修行している場合ではない気がします。
「習作、皮をはがれて筋肉構造が露わになった三人の男性裸像、
一人は右腕を上げている」
「胴と頭の部分のある、左の腕と手を二方向から見た図」
何度見てもよくわからない。好事家に好まれたらしいですが …
好事家、別の言葉に言い換えると …
二十歳にしては髭が立派です。年齢をごまかしていると思います。
「ティンパニー」 こんなのでリズムきざまれても …
「本作が意味するのは 芸術家の死後も
なおその価値が進んでいく 芸術そのものかもしれない」
というキャプションがあり、思うところがありました。
「磔刑図」が好き。
2017年7月15日~9月24日 Bunkamura ザ・ミュージアム