絶賛公開中
私が生きているうちに、羽生さんの寝癖が直る事と、
負ける事はないんだと思っていました。
嘘、寝癖がついていない事は、わりとあります。
公開翌日に観に行きまして、対局が始まるところで終わるのが納得が
いかない様子の子ども。何であそこで終わっちゃうの ~ と残念がる。
多分、原作漫画もまだ連載中なんだろうし、いくら主人公だからって、
あんな若造が羽生さんに勝つわけにいかないでしょ~、となだめる母。
羽生さんじゃなくて、宗谷名人なんだけれども。
翌朝、ネットニュースを見て、慌てて子どもを叩き起こす。
嘘、叩いてません。
藤井聡太四段っていう中学生プロ棋士が羽生さんに勝ったってよ !
え~っ !! 朝から激震の我が家。子どもが棋譜を見ながら
「羽生さんのいつもと違う」
「新しい手を試しただけかも」
「31手目でほとんど死んでる」
「陣形崩して … あぁ …」
駒を動かしてブツブツ言っていた。私は将棋を知らないので何が何やら。
要するに、うちの子が羽生さんを好きすぎるという話です。
TVの対局企画らしく公式戦ではありませんから。はい。大丈夫です。
妻の病室のフリッカー現象で浮かび上がる後藤正宗、怖い。
伊藤英明が嫌いというか、あまり見たくないというか、
あまり子どもに見せたくない。
いじめ問題で、ああ、そうね、綺麗事綺麗事、現場をわかってないよね、
みたいな感情をもち、父親擁護のシーンでは、血の繋がりが何 !?
優しい人がダメな人を甘やかすから … と、心がどんどんヤサグレる。
いや、もともとこの3姉妹が異常にいい人達で、
まるでファンタジーの住人 …っていうか、漫画だから !
と自分に言い聞かせる。
最後の対局シーンが夢のようです。
山の上の方で、ここどこ ? 天上界 ? みたいな感じです。
普段座って将棋指してる人達が、あんなに長い石段を登って
大丈夫なんですか ? 対局前なのに。
監督:大友啓史 日本 2017