後半の展示になります。
「New Candle」
画像が綺麗。長く伸びるロウソクの炎が美しい。
「ロボット K-456」
人の仕事を奪わず、むしろ世話をしなくてはならないロボット。
娘の K-567 が展示されていたのですが、可愛くないのでお世話したくない。
「時は三角形」
仏教の教え、流れ、変化し移ろいゆく現象 (無常)
パイクの作品はそういう感覚のものが多い気がする。
無常、この作品もそういう感覚が強い。
「ストーリー・ボード」 可愛い。
後期のヨーゼフ・ボイスとの共同制作は、当時あまり興味がなかった
のですが、東西に分断されていたドイツ、今も南北に分断されている
朝鮮半島について思いを馳せると、今なら何となくわかる気がしました。
「ボイスを送る」作品群も良いと思いました。
自分の体は魂の乗り物、そう考えられるようになれば
クリアに見えてくるものも多いのだろう。
直筆で書かれた文章で
「親孝行とは常に善であるかという根本問題 (?) … 」という一文があり、
当時、あの時代であの年代で、こういう考えを表出出来るのは、
やはり最先端であるなと妙に感心しました。
「家系図カッター」文庫になってますよ。
2016年10月15日~2017年1月29日 WATARI-UM
没後10年 ナムジュン・パイク展