靴を忘れることなかれ。

夫が発作を起こしたので救急車にきてもらう。

持病があるので仕方がない。年をとるとはそういうことだ。

それにしても今回はダメかと思った。今年一番焦ったよ。

 

入院慣れというか、救急搬送慣れしているので準備はOK。

救急隊員の方に

「落ち着いてください。戸締りと火の元の確認をお願いします」

と言われ、大丈夫ですとっくにできてます、と思いつつ再度確認。

自宅でパジャマ姿の夫。この格好でタクシーに乗るのもなんだし

帰る時に着る洋服を準備。バッチリだ。後は保険証と診察券と現金。

入院になるなら再度往復すればいい。とりあえず今夜が勝負。

 

その間に子どもが全部の窓の施錠を確認してくれる。

私が電話している間も、倒れた夫の様子を確認しつつ

呼吸がラクになるように身体を支えてくれていたのも彼。

なかなか役に立つので、救急隊員の方に何度も褒められる。

褒めて伸ばす教育 ?

 

搬送する最中に意識が戻った。とりあえずよかった。ホッとする。

病院でCTや血液検査など、数時間検査。

特に目立った異常は見られないので入院の必要はないが、

明日にでも主治医の診察を受けるようにとのこと。了解です。

 

検査結果を待つ間、夫のベット脇に付き添っていると、

子どもがトイレに行きたいと言う。一緒に行こうとしたら

「僕は大丈夫だから。お父さんについてて」と颯爽と出ていく息子。

夜のトイレ怖くないの ? 人気のない病院、時間帯は深夜、

母さん一緒に行きたいんですけど…

 

深夜の救急搬送。それなりのお値段の支払いを済ませる。

歩けないの ? そうね足元があやしいね。車いすを借りましょう。

あ、裸足 ! 靴下も履いてない。あぁぁ。

売店開いてる ? 開いてるって ! さすが救急病院 !

いり組んだ病棟内、地図を片手に売店を探し、リハビリシューズ購入。

タクシーに乗って帰宅。ヤレヤレ。

 

皆さん、救急搬送の時は、戸締りと火の元の確認を忘れずに。

保険証、診察券、現金、着替え、靴、が必要です。

財布、家の鍵、スマホもしくは携帯電話もね。タクシー呼ぶのにいるから。

あと、生協の箱とか靴とか、担架が通るのに邪魔だから片付けておくこと。

玄関が広い家は気にしなくてよし。