古き良き時代 (?) のおとぎ話のようです。
実在した人物なんですけど、そういう感じ。
謎めいていて伝説になっていたようです。
周囲が物語を投影している、いわゆるアレな人です。
彼女を伝説にしている周囲の人が優しい人達なのです。
いろんな人が彼女について証言するんですけど、みんなキャラが濃い。
「プライドの高い人だったから」と言っている、
老婦人もかなりプライドが高そうだ。
姉御も出てきた。ミス・ジュンコ。超強そう。
次から次へと面倒そうな人ばっかり出てくる。退屈しない。
舞踏家の大野慶人氏も出てくる。
芸術を愛するものとして、何か通じるものがあったようだ。
メリーさんの厚化粧の目がどこを見てるか、わかるのか。
私なら目を合わせられないし、目を合わせてもらえないだろう。
そのわりに、彼女を「きんきらさん」と呼んでいたもよう。
出てくる人がみんないい人。
最後に元次郎さんの歌う「My Way」も、あの歌詞じゃなくていい。
いい歌だとはじめて思った。
監督:中村高寛 日本 2005