献花をしに訪れるそうだ。
戦争責任って何だろう。
どちらの国にも被害者がいて、加害者がいる。
日本だっていろいろやっているし、お互い様ではある。
それはそうだ。国をあげての戦争、個人の責任ではない。
過ぎたことだ、被爆したことは変えられない事実。
亡くなった人は帰らないし、時間をもとには戻せない。
原爆投下によって、戦争終結が早まったのも事実ではある。
献花はしても、原爆投下についての謝罪はされないだろうと思う。
でも、献花の際にはお辞儀をしてくれたらいいなと思う。
日本式の礼儀として。
和食を箸で食べるのと同じ理屈である。
戦争をしている敵国の国民を殺しただけのこと。
でも、亡くなったのも、被爆したのも、国民である前に1人の人間だ。
たった1人の自分であり、誰かの大切な誰か、なのだ。
それをわかってほしいのではないだろうか。
怒りではなく、悲しみをわかってほしいのではないだろうか。
広島や長崎を知れば、原爆投下がどれだけ残酷な行為だったかわかるだろう。
核兵器廃絶にむけて、尽力してくれればいいなと思う。